男性特有の症状「ED」

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EDとは

現在多くの男性のデリケート問題となっているED(勃起障害)。英名「Erectile Dysfunction」の頭文字をとって名前がつけられています。

主なEDの症状は、性行為ときに男性の局部へ性的刺激がうまく伝わらず満足のいく性交渉にならないパターンです。中折れといわれ、勃起はするけれど持続時間が短かったり十分な硬さを保てなかったりします。

自慰行為では最後までいけるけれど、パートナーのセックスになると…と勃起に対して不安をもっている男性もおり、1人では発見しづらい症状といえます。最近、勃起しなくなったと感じる人や時々局部が勃起しなくなるという人もEDを疑ったほうがよいでしょう。

以前までは、EDは中高年にみられる症状でした。ところが近年では年齢にかかわらず男性ならだれでもなりうる症状です。成人男性の4人に1人が悩んでいるといわれ、身近な病気です。症状の程度も中度から重度までさまざまですので、EDの疑いがある人はまず医師に相談しましょう。

EDの原因

EDの原因には、「器質性ED、心因性ED、薬物性ED」の3つあります。

参考HP◇EDとは【浜松町第一クリニック】

1つ目は身体的な機能の衰えが原因でEDになる器質性EDです。身体的機能は老化によって年々働きが弱くなっていきます。身体の機能が正常に作用しなくなると、局部への神経伝達がうまくいきません。

2つ目は普段の生活でストレスをたくさん受け続けるケースです。人間の身体はある程度まではストレスに耐性をもっていますが、それを超えてしまうと脳の神経伝達が乱れます。うつ病がよい例で、過度なストレスを受け続けることでEDの原因になる可能性は十分に考えられます。

3つ目は神経系に作用する薬を服用しているケースです。とりわけ、SSRI(選択的セロトニン再取込み阻害薬)MAO(モノアミン酸化酵素阻害薬)などの薬は神経系に作用する薬です。これらの薬を服用していた場合、副作用が原因でEDになります。

EDの治療法

EDの治療法では、薬物治療と外科的手術があります。現在は有効性が認められているED治療薬を使った治療法が一般的です。

医師から問診を受けて、ふだんの生活でEDの原因を探します。次に身体と相性の良い薬を処方するために血圧の検査や心電図系の検査などを行います。その後医師が適切と判断したED治療薬を処方する形式です。

問診や検査の結果次第では、治療薬がすぐに処方できない人もいます。その人たちの治療法に外科的手術を用いる場合もあります。2つの治療法のなかで納得ができる治療法を選択しましょう。そのためには、一度の診察だけでなく、複数の医師から診察を受けるという手段が得策です。

男性特有の症状「ED」
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